J.K.ローリング原作の人気ファンタジーの劇場版第3弾『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(2004年夏公開)のサウンドトラック盤。音楽は、前2作に引き続き、ジョン・ウィリアムズが手がけている。おなじみのテーマで幕を開け、コミカルなやビッグバンドによるジャズテイストのを経て、不穏でいて美しいコーラスに至る頃にはすっかり作品世界に引き込まれている。をはじめとした、チェンバロの音色が印象的なバロック風の味付けも楽しい。ティンパニーの重たい音が炸裂するあたりの衝撃は、ハリーが見舞われる災難の大きさを物語っているかのようだ。前2作よりダークかつテンションの高い作風が、原作の雰囲気にみごとに呼応している。(安川正吾)
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